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【こうすれば必ず人は動く】(著者:デール・カーネギー) 読了レビュー

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こうすれば必ず人は動く

こうすれば必ず人は動く

 

著者紹介

※「BOOK」データベースより※

カーネギー,デール(Carnegie,Dale)
1888年、米国ミズーリ州の農家に生まれ州立学芸大学卒業後、雑誌記者、俳優、セールスパーソンなど雑多な職業を経て、YMCA弁論術担当となり、やがてD・カーネギー研究所を設立。人間関係の先覚者として名声を博す。1936年に『How To Win Friends and Influence People(邦題:人を動かす)』を出版するや、一躍全米でベストセラーとなった

「人を動かす」。。。

決して簡単ではない「人を動かす」というテーマ。有名なデール・カーネギーの言葉には、何か「ヒントが有るかも知れない」と感じ、読んでみることにした。

読もうかどうか、、、

かの有名なデール・カーネギーの著書なので、余り迷わずに読み始めてみた。

読んで正解?

結論からいえば読んで正解。これまで読んできた自己啓発関連書籍の中でも指折りの読みやすさと、内容の良さだと言える。TVドラマを観ているように、どんどんと読み進められるのは、実話に基づく成功経験や失敗経験の再現形式によるストーリーと「成功ノウハウ」の紹介方法によるものだ。

 

滅茶苦茶良かったので、もう少し詳しく知りたい人の為に、

以下に、コンテンツ概要と補足説明を書いておく。

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第1章 人を非難する前にしておくべき心の手続き

心から非を認めて人を動かす

涙をのんで人を動かす

実話に基づく再現による手法で、先人達の経験から学ぶべき「成功ノウハウ」を紹介してくれている。その登場人物もエイブラハム・リンカーンであったりと、非常に豪華だ。

ここでは2つの「成功ノウハウ」が挙げられている。

  • 間違いを認める
  • 悪口を言わない

第2章 あたり前のことをあたり前にして成功する方法

相手の立場になって人を動かす

黄金律で人を動かす

小さな食料品店の主人の失敗談と、その後の成功談。もうひとつは鉄鋼王チャールズ・シュワッブ(Charles Schwab)の「脳力(能力ではない)」を表した逸話の紹介がされている。

いずれの話もひとつの「成功ノウハウ」に結びついている。

  • 注意するなら、相手の面目を潰さないように

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第3章 誰もあなたには関心がない

怖いときは怖いと相手にはっきり言って人を動かす

処方箋——四つの指針で人を動かす

相手の興味に密着して人を動かす

ここで紹介されるのは、ドレスデザイナーの双子姉妹が抱える「対人恐怖症」の悩みに対する「4つの処方箋」によるアドバイス。

もう一つは、Kodak社のジョージ・イーストマン(George Eastman)と、高級椅子製造販売会社の社長とのやりとり。ここからから学ぶ成功ノウハウは…

  • 語るなら自分の事より相手の事

第4章 愚かなことで人を動かせば、破滅しかない

とっておきの面接テクニックを活用して人を動かす

他人を思いどおりにしようとしないで人を動かす

ここで紹介されているのは、自分を売り込むのが苦手でなかなか就職出来ないという求職中の男性と、何千人という求職者を面接してきた世界最大の紙袋メーカーの財務責任者と、著書の三者会談の様子。求職中の男性に2人がアドバイスをし、最後に提示した「求職の際に守るべき7つのルール」。これは、著書が世界的に有名な一流企業の人事担当責任者にインタビューを重ねてまとめた、言わば「就活対策のバイブル」といえるモノだ。


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他にもう一つ紹介されているのは、夫婦間のイザコザの題材。そこから得られる「成功ノウハウ」は…

  • 小言を言わずに、人それぞれの幸福を尊重する

 

第5章 年齢は付加価値である——とればとるほど価値は増す

四十越え協議会のルールに従って人を動かす

四十路を超えたベテランの機械工が仕事を探すが、年齢の壁に悩んでいる。同じ工場の面接を受けた自分より技量の低い二十代の若者が、あっさり採用されていく現実。「採用されない理由は年齢」だと言い切るベテランの機械工にアドバイスをするのは、コロンビアピクチャーの重役と著書の2人だ。彼らが四十路超えの求職者に贈る「成功ノウハウ」は…

  • 年齢は「付加価値」、強みだと知れ

第6章 空しい勝利には挑むな——議論に勝ってすべてを失うこともある

自分を変えて人を動かす小犬は常に人を動かす

妻以外に友人と呼べる人間がいない事を悩みとする男性に対して著者が贈ったアドバイスは、

  • 自分の事を語るな。相手に興味を持たれたいなら、まず、自分が相手に興味を持て

小犬が人に好かれる理由は、何も相手に求めずに、相手に会えて嬉しいと尻尾を振るだけだからだという。

妻と上手く行く理由は、男性が妻を愛し大事に思うから。。。

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第7章 小が大に勝つ——敵対者を味方につける効果的な方法

相手の心をうまくつかんで人を動かす

どうしたらいいかと聞いて人を動かす

ある零細企業が、名だたる大手競合企業を打ち負かし、大きな取引を勝ち取れた理由。

三年間、大手バイヤーに毎週、デザインを持ち込み、不採用だったデザイナーが、ある時期から全てのデザインを採用されるようになった理由。

両者に共通する「成功ノウハウ」は…

  • 相手の特有の問題を発見して、その問題を解決するための援助を提供すること

だった。自分が「したいこと」よりも、相手が「してほしいこと」を尊重すると言うことは、ビジネスに限らず大切なものだと、改めて痛感する。

 

第8章 ホワイトハウス・ギャングの教え——相手の波長に合わせて相手を支配する

子どもの心を思いどおりに動かす

ここでは、子供との関係に悩む人への解決法の提案がされている。ルーズベルト大統領が実践していた「子供との接し方」から学ぶ「成功ノウハウ」は…

  • 子供が自分と同じように考えられる、と期待する方が無理

と言うこと。子供を理解しようと努めること。

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第9章 友、遠方よりわざわざ来たる——ちょっとした方法が強力な磁石となって奇跡を生む

人に好かれ人を動かす

何マイルも離れた遠方から、並み居る安売り店を通り過ぎてでも、わざわざ来店してもらえるガソリンスタンドの主人が実践していた事が書かれている。

相手に感謝の気持ちを素直に、丁寧な言葉で実直に伝える。そういった当たり前のことが自分自身が出来ているかどうか…

ここで学ぶ「成功ノウハウ」は…

  • 人に優しい心遣いを

第10章 成功に占める「知識」の割合は15パーセントに過ぎない

職人肌の性格を、より高めて人を動かす

成功の要因が研究された結果、「高度な知識」がカバーする割合はおよそ15パーセントであり、残りの八五パーセントは「人柄」と「人を扱う脳力」次第と言うことが明らかにされた。

一流のメガネレンズ研磨職人が、上司と激しく言い争い、失業した後、職探しに苦労することになる。

そこで、その職人が気付き、学び、実践した「成功ノウハウ」とは…

  •  人に受け入れてもらいたいなら、まずあなたが相手の親友であるということを、その人に納得してもらうこと

 学歴でも高度な仕事の知識でもなく「人柄」こそが大切な要素であることが、分かり易く書かれている。

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第11章 相手の損害を教えて、相手からお払い箱となる法

お客様は常に正しいという立場を貫いて人を動かす

 ニューヨークの高層ビル建設に、F・W・ウールワースが、ルイス・J・ホロビッツを起用した「理由」は何だったのか?建設請負の競争で、最後までリングに残った優秀な2社の明暗を分けた主要因は、ウールワースのプライドを「傷つけた」か「尊重した」かの違いだった。

ここから学ぶ「成功ノウハウ」は…

  • 相手が間違っているとは、決して言わない

第12章 人に自信と勇気を与えて奇跡を起こす、まず失敗のない方法

相手に敬意を表して人を動かす

絶望的な虐待を受け続け、「生きたい」という希望を失い、自殺行為を繰り返す少年ダニー。

ソーシャルワーカーとしてダニーを担当することになった男性ブライスン。

ダニーが心を入れ替え、仕事に就き、最終的にアメリカ最大手企業の社長となるという「奇跡」をもたらしたブライスン。

果たしてその方法とは…?

先ず、ダニーという 少年を知ろうとし、認め、その後で伝えたいこと(諦めない大切さ)を伝える、という実にシンプルな事。

ダニーは「自分を信頼してくれた初めての人」の期待を裏切らないと誓い、努力を惜しまず、決して挫けなかった。

ここから学ぶ「成功ノウハウ」は…

  • 相手の名誉となるような期待をかける
  • 相手にしてもらいたいと思う行為を、その人ができる、と信じる

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第13章 苛酷な状況でも人は必ず立ち直る

絶望の淵から人を動かす

順風満帆の人生から、大恐慌により失業し、人生の意味すら見いだせないまでに落ち込んだ男性に聞いてほしいと、著者が紹介するのは「もっと過酷な状況から立ち上がった人」の話。

それは、四十歳を越え、健康にも恵まれず憔悴し、痩せ細り、さらに三人の子どもを自分一人で養なわなければならなかった女性が、ニューヨークでも指折りの実業家になるまでの話だった。

何の特技も仕事の経験もない彼女が、どのようにして過酷な状況から立ち上がったのか?そしてそこから学ぶ「成功ノウハウ」とは?

  • 世の中で生きていく術が与えられないなら、世の中に何かを与える。
  • 人の求めるものに誰よりもよく応えていこうとする。

ここに登場する女性実業家の話は、本当に感動的に格好良く、清々しい気持ちになれるので、是非、自分の目で読んで感じて欲しい。

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第14章 事業を飛躍的に伸ばす魔法のようなノウハウ

「やめておけ」と言って人を動かす

売上を一気に二倍以上に伸ばした会社が、実際に行ったこととは何だったのか。空理空論ではなく、現場で実際に行われた事を本人達の経験談として聞ける(読める)のが、この本のおもしろいところ。

ここまでに挙げられてきた数々の「成功ノウハウ」を具体的に応用した例が、ここにあげられている。

  1. 心から良い点を認め、惜しみなく誉めること。
  2. 挑戦できるものを与えること。
  3. 批判する前に誉めること。

第15章 難しい環境下で、人にあなたの望むことをさせる方法

手に負えない人を動かす

フロリダ州の学校教師が、消しゴムや教科書を食べてしまうような手に負えないイタズラっ子を、クラスで一番のお行儀が良い子に変身させた方法とは?

いつも不平不満を漏らしていたニューヨーク市のタイプライター修理調整技師が、ピタリと文句を言わなくなった理由とは?

その、どちらにも関係していたのは、自己承認欲求を満たしてあげると言う事。

それは、人間性の最も深い部分にある衝動であり、自分が重要な人物であるという認識を得たいという要求であると言う。その深い要求は、食事と同じ様に「満たされない」と言う状態が、精神的健康に非常に良くない。

これらの事から学ぶ「成功ノウハウ」は…

  • あなたの命ずることを、熱心に、エンスージアズム(熱意)をもって実行してもらいたいと思うなら、その人に重要感を与えること

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第16章 凶悪な人間の心をも動かす驚くべき力

最も信頼されていないと自ら思う人間を信頼して人を動かす

刑務所の所長が語る、多くの囚人の社会復帰に有効な接し方の秘訣とは?

犯罪者とはいえ、一部の凶悪犯を除いては、ほとんどが単に弱い人間、失敗した人間で、成功するためのノウハウがわかれば、もう悪いことなどはしたくないと思っているという。

そんな服役者への接し方も、やはり我々と同じで有るべきだ。

そこから学ぶ「成功ノウハウ」は…

  • 良い仕事をしてもらいたいと思うなら、その人が心から楽しんでできることを行うように励ます
  • 責任感を持ってもらいたいと思うなら、その人を心の底から完全に信頼しているということを、当人に示す
  • 友情と協力が欲しいと思うなら、その人に重要感を与えるような頼み事をする

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 第17章 人生におけるあらゆる目標を達成できる方法

時間という荒馬をコントロールして人を動かす

ニューヨーク生命保険会社の男性が、たった2ヶ月の間に1年分を超える売上を上げた方法とは?

その男性の部下が、3週間分のノルマを3時間で達成した方法とは?

そこから学ぶ「成功ノウハウ」は…

  • 現在何をしているかを、1時間毎に区切って把握する
  • 1時間(出来れば15分)毎に仕事の計画を作る
  • 自ら負荷を課して困難な目標に挑戦する
  • 例え1分でも、細切れの時間を有効活用する

ここには、人は「本当に望むなら今の仕事の最低二倍をこなすことができる」と言うことが、実例とその手法として具体的に紹介されている。

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第18章 他人に言いにくいことを言いやすく転化する方法

言いにくいことを言って、人を動かす

言いにくさが消えて相手も動かす

まず別件で「イエス」と言わせて人を動かす

劣等感を克服して人を動かす

上司に給料をあげてほしいと言うときのように、自分が相手に伝えたい事が「言いにくい」内容である時、どのようにすればよいのか。ここには「悪い伝え方」と「良い伝え方」がそれぞれ示されている。

話を切り出すべき状況と、そうでない状況。場合によってはやり過ごすことも大切な判断。自分の希望を伝える事よりも、それによって相手が手に入れることが出来るメリットを優先して伝える等々…

  • 適切な時を選ぶ
  • 相手の利益は何だろうかということを忘れない
  • まず最初に「イエス」と言わせる

しかし、これらのノウハウ以前に「人が怖い」、「劣等感が有る」等の問題があり、人に話しかけることすら難しい、と言う人はどうすれば良いのか?

そういった状況への対策までも、ここには書かれていた。「恐怖心の克服」として有効な方法とは?

  • 「想い」と「イメージ」の重要性
  • 自分の最も恐れていることを実行する

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第19章 自らの意思に反して納得させられた人の意見は全く変わらない

議論をしないで人を動かす

ニューヨークで アパートを所有する大家のダノス。間借り人の苦情に対して議論で打ち勝つが、不満から間借り人は家賃を滞納する。契約通り追い出すことは出来るが、それでは家賃を回収できず、ビジネスでは上手く行っていない。

ビジネスで議論に勝っていたら、飢え死にしますよ」と言う著者のアドバイスを聞き入れたダノスは、間借り人との良好な関係を取り戻すことに成功した。

更に加えて「人に好かれる為の秘訣」も紹介されている。それは「微笑み」であり、相手に「会えてうれしい」と言う気持ちを伝えるという意味で、「成功ノウハウ」として扱われている。

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第20章 50万人の名前を記憶した男を直撃する

名前を覚えて人を動かす

クラブのディナー・ダンスで若い男性からの「一緒に踊ってくれ」と言う申し出が後を絶たない女性が明かしたその「秘訣」とは?

ニューヨークのホーガンという男性が、ホテルマンとして働く中で、支配人になると言う大きなターニング・ポイントを迎える「理由」となったものは、一体何か?

その、どちらもが「名前を覚える」と言うこと。

何故、名前を覚えると人が動くのか。どうすれば名前を覚える事ができるのか。ここに全てが示されていた。

  • 名前を覚えることに最大の関心を持つ

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第21章 協力とエンスージアズム(熱意)を勝ち取る方法

人の協力を得て人を動かす

 ビジネスの場に限らず、家庭やその他の人間関係において、相手の協力を得たいシーンは多々ある。そんなときに、何故上手く行かないのか?どうすれば上手く行くのか?

ブルックリンでスーパーバイザー(監督者)の仕事を失った女性の例と、ロングアイランドで連敗記録(52連敗)を更新していたバスケットボールチームのキャプテンが、チームへの関わり方を変えることで、12勝/14試合させるという奇跡を起こせた理由とは?

  • 非難せずに、心から感謝して正当な評価を与える

「人間関係においては、一滴の蜂蜜は、樽一杯の酢にまさる」と言う言葉も印象的な章だ。

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第22章 人はなぜ好かれ、なぜ嫌われ、なぜ蔑まれるのか

己を知り人を動かす

ニューヨーク、ボストン、プロビデンスに学校を保有する、国内有数の秘書養成学校、キャサリン・ギブズ・スクール(Katherine Gibbs School)が、全国1000名を越える秘書の人々におこなった匿名式のアンケートの結果から見えてきた、嫌われる上司像とは?

その裏返しとして見えてくる「人に好かれたければどうすればよいのか?」という答えは…

  •  不機嫌な性格を改める
  • 他人の欲求や願望をよく考える
  • 「ありがとう」と言うことを忘れない
  • 自己憐憫をしたり、自分の苦しみを喧伝しない
  • 自慢や過去の栄光を喧伝しない
  • 相手を立てるという事と、自分を蔑むという事を混同しない

根源的であり、普遍的な、皆が頭では判っていながら、なかなかできていない事。これこそが上手く行く秘訣そのものなんだと感じた。

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第23章 人扱いで悩む人への福音——無理難題はこうして乗り越える

最高の人扱いテクニックで人を動かす

 強烈なクレーマーが繰り出す無理難題の要求に対して、とるべき行動は?その態度は?

カナード・ホワイトスター・ライン(Cunard White Star Line)の航海長が、見せた神対応とは?

そこから見えてくる「成功ノウハウ」とは…

 

  • 瑣末事は、瑣末事にすぎない。些細な悩みを乗り越えて、そのようなことで決して不幸になったり、不愉快になったりはすまい、と決意するのは「あなた自身」

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