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【コーチングのプロが教える「ほめる」技術】(著者:鈴木義幸) 読了レビュー

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コーチングのプロが教える 「ほめる」技術

コーチングのプロが教える 「ほめる」技術

 

著者紹介

※「BOOK」データベースより※

鈴木義幸(スズキヨシユキ)
株式会社コーチ・エィ取締役社長。慶應義塾大学文学部を卒業後、株式会社マッキャンエリクソン博報堂(現、株式会社マッキャンエリクソン)勤務を経て渡米。ミドルテネシー州立大学大学院臨床心理学専攻修士課程を修了し、テネシー州立女子刑務所で女囚の行動変容プログラムのファシリテーターを務める。帰国後、1997年のコーチ・トゥエンティワンの設立に参画し、コーチ・エィ設立と共に副社長に就任

「コーチング」。。。

言葉だけは知っているが、詳しい内容は知らない言葉だ。

何か「ヒントが有るかも知れない」という気持ちを押さえきれずに読んでみることにした。

読もうかどうか、、、

読む意味があるかどうかは、読んでから考えれば良いと考えて、とりあえず読んでみた。

読んで正解?

 結論から言えば、読んで正解。

「コーチング」や「アクノレッジメント」と聞けば、何か特別なテクニックがあると思いこんでいたが、そういう誤解を一気に払拭してくれた。

この本で学んだ事を、職場に限らず、今後の生活に活かしていきたい。

もう少し詳しく知りたい人の為、

以下に、コンテンツ概要と補足説明を書いておく。

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プロローグ

田中課長の憂鬱

 小説風に始まる導入部。現在の自分の状況にドハマりしていて、思わず笑ってしまった。面白いことは何も書かれていないのに。。。中間管理職共通の悩みと言う事なのだろう。

第1章 人を動かすアクノレッジメント

1 アクノレッジメントとの出会い

2 なぜアクノレッジメントか

3 根性型指導の限界

4 承認型で成果を出す「体育会」が台頭してきた

5 ミドルにもシニアにもアクノレッジメントは必要

 「アクノレッジメント」とは「承認」という意味合いの言葉だ。これまで精神論や根性論で乗り越えてきた世代が、管理職側にまわり、自らの経験を後続の部下達に教え、伝えようとする。しかし、今の時代は少し様変わりしてきた。根性論や精神論で昇りつめた上司や先輩が、目の前でリストラや失墜していく様を見せつけられた人間が「今は苦しくても頑張り続ければ、いつか認められるはず」とは考え難い、ということは簡単に想像できる。そんなことよりも今、直ぐに承認(アクノレッジメント)される事にこそ、価値とモチベーションを感じると言うことは、想像に容易い。

根性論や精神論をベースに、トップダウン方式で指示を出しても、伝わらず、動かない理由が、ここを読んでよく判った。

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第2章 認めること、ほめること

1 本当にほめる

2 スーパーアクノレッジメント、任せる

3 相手の影響力を言葉にして伝える

4 相手の存在価値を高める紹介

5 怒らずに叱る

6 自分で答えずに相手の意見を求める

7 謝ることの力

8 ノーという選択権を与える

9 部下を接待する

10 メールはクイックレスポンスで

11 贈り物をする

 ここでは「アクノレッジメント」の具体例が、一つ一つ示されている。「否定されるより認められた方が良い」という当たり前の事がいかに出来ていないかを痛感する。部下や子供に対して自分がとっている態度には「反省」の文字しか似合わない。自分がされて、うれしい事を考えるようにしたい。

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第3章 たった一言で気持ちは伝わる

1 修飾せずに観察を伝える

2 頻繁に頻繁に声をかける

3 本気のあいさつ

4 別れ際の一言

5 意志のあるあいづち

6 リフレイン

7 部下に対するリフレイン

 指導やアドバイスよりも、まずは相手の存在を認める事の重要性が書かれている。その手法はとてもシンプルだ。見えたまま、聞こえたまま、相手に伝える。本気で挨拶する。きちんと相槌を打つ。相手のメッセージを繰り返す等々。。。

単純でありながらも、基本的な事に気持ちを向けることが出来ていない自分に気付かされる。

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第4章 人によって接し方はさまざま

1 四つのタイプ

2 コントローラーに対するアクノレッジメント

3 プロモーターに対するアクノレッジメント

4 サポーターに対するアクノレッジメント

5 アナライザーに対するアクノレッジメント

 様々なタイプの人に対して、それぞれに合った接し方について触れている。それぞれのタイプの部下達の顔が脳裏に浮かび上がり、色々と試してみたくなる。

どのタイプかを判定するテストも掲載されているので、是非とも試してみる価値がある。

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第5章 相手にあったコミュニケーションを選ぶ

1 若い人には理由をきちんと説明する

2 新しい部下をチームに溶け込ませるには

3 さりげなく女性社員をほめる

4 年上の部下との接し方

5 上司に対するアクノレッジメント

6 営業上手は「売らない」

7 子どもとうまく接するためには

8 配偶者にもアクノレッジメントが必要

アクノレッジメントに「 これが正解!」というものが唯一あるわけではない。相手に合わせた適切なやり方でアクノレッジメントしなければその意味は半減、もしくは反転してしまう。

「売らない」営業のくだりと、家族へのアクノレッジメントのくだりが、強く印象に残った。

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第6章 アクノレッジメントで何が変わったのか

コーチング研修

〈ケース1〉山中君に対する働きかけ

課の会議

〈ケース2〉岡本主任の場合

息子との会話  コーチとの対話

〈ケース1〉山中君に対する働きかけ

課の会議  

〈ケース2〉岡本主任の場合

息子との会話

コーチとの対話

 ここでは「プロローグ」に登場した、田中課長の後日談が、小説風に書かれている。本編に登場した様々なアクノレッジメントのアプローチ例が端々に登場するので、この本の「まとめ」として位置付けられている。

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まとめ

 今回初めて「コーチング」と言うものの実態に近づいてみた。僕が無知なだけだが、これまで勝手に抱いていたイメージを(良い意味で)ガラリと覆してくれる本だった。

もし、まだ「コーチング」についてしっかりと向き合う機会を持てていない人であれば、お勧めしたい一冊だ。