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【わかりやすい文章を書く全技術100】(著者:大久保進) 読了レビュー

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「わかりやすい」文章を書く全技術100

「わかりやすい」文章を書く全技術100

 

著者紹介

※本書「著者紹介」より※

大久保 進(おおくぼ・すすむ)作家、予備校講師。東京大学文学部卒業。本業の傍ら、わかりやすい文章を書く技術の指導を行う。

「わかりやすい文章」。。。

「コレができたら誰も苦労しない」と思う反面、

「答えが有るかも知れない」と期待してしまう気持ちを押さえきれずに読んでみることにした。

読もうかどうか、、、

How toモノは正直苦手なので、今回は少し迷った。

あまり期待はせずに、とりあえず読み始めた。

読んで正解?

文章を書く機会は、意外と多い。

LINE、メール、報告書などなど。。。

この本に書いてあることを、知らないのと知っているのとでは、自分の言いたいことが相手に伝わるかどうかが、大きく変わってしまう、是非目を通しておくべきだ、と感じた。

 

もう少し詳しく知りたい人の為、

以下に、コンテンツ概要と補足説明を書いておく。

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第1章 「わかりやすい文」を書く

1.文の要素を明確に

001 伝わりやすい語句を選ぶ――一般的な言葉を使う

002 伝わりやすい語句を選ぶ――多義語は使わない

003 伝わりやすい語句を選ぶ――間違った表現は使わない

004 常用漢字を使う

005 常用外漢字を使う場合、ふりがなを振る

006 指示語――使い方に注意する

007 指示語――何を指し示しているかを明示する

008 指示語――指し示している内容の近くに置く

009 一つの対象について、色々な表現は使わない

010 わかりにくい表現を使ったら、前後で補足する

011 言葉の切れ目を示す――ひらがな・カタカナ・漢字を混ぜる

012 言葉の切れ目を示す――読点を用いる

013 言葉の切れ目を示す――その他の記号・空白を用いる

 読み始めて最初に感じたのは、「シンプル」で「わかりやすい」と言うことだ。一つ一つの具体的な「わかりやすく書く為の技術」を簡潔に短く読み手に伝えてくれる。

本のタイトル通り、本書もその「技術」を使って書かれていると言うことがよくわかる。

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2.文を短く

014 一文を短く書く

015 一文の中に、情報を詰め込みすぎない

016 余計な言葉は省く

017 短い言い回しを選ぶ

018 複数の言葉を、1つにまとめる

019 長い文は2文以上に分ける

020 接続助詞は、ほどほどに

021 特に注意が必要な接続助詞「が」

022 中止法もほどほどに

すべての「技術」に対し、その一つ一つに 「悪い例」を先に示し、一度考えさせた後に「悪い例」の問題点を明示し、更にその後に「良い例」を示し、「わかりやすくなった理由」を示している。

各「技術」の項の末尾に「まとめ」があることも本書が「わかりやすい」モノになっている理由のひとつだ。

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3.理解しやすい構造に

023 主語と述語は近づける

024 修飾語が何を修飾しているかを示す――修飾語と被修飾語を近づける

025 修飾語が何を修飾しているかを示す――括弧を使う

026 修飾の順序――長い修飾語が前、短い修飾語が後ろ

027 修飾の順序――大状況から小状況

028 修飾周りの読点――長い修飾語が2つ以上ある場合、読点を打つ

029 修飾周りの読点――短い修飾語の後に長い修飾語が来る場合、読点を打つ

030 修飾周りの読点――修飾語と被修飾語とが離れている場合、読点を打つ

031 修飾語を括弧でくくり、被修飾語の後に置く

032 修飾語が長い・多い場合、2文に分ける

033 同じ助詞は続けない

034 ナカテン「・」で同格・並列を表す

035 意味のわかりにくい助詞は使わない

036 明確な接続助詞を用いて、言葉と言葉の関係を示す

037 基本的な語順にする

038 二重否定は避ける

039 二通りの意味に解釈できないようにする

 普段から意識できていること、出来ていないこと、その一つ一つが確認できる内容になっている。自分で書いた文章を読み返す際にも、頭の中にこの本で学んだ記憶が有るか無いかで、大きな違いが生まれる。定期的に読み返すのも良いと感じた。

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4.その他  注意すべきこと

040 正確な文法の使用――助詞を正しく使う

041 正確な文法の使用――主語と述語を対応させる

042 正確な文法の使用――その他の言葉も対応させる

043 必要な要素を抜かさない

044 主語を省略しない――前の文から主語が変わる場合

045 主語を省略しない――文の途中で主語が変わる場合

046 述語を書き忘れない

047 副詞の「おさめ」を書き忘れない

048 文で述べる内容を予期させる――主語・主題は文頭に

049 文で述べる内容を予期させる――文頭に接続詞を置く

050 文で述べる内容を予期させる――文頭に副詞・前置きを置く

 ここまでは、主語、述語、目的語、助詞、副詞、接続詞の使い方など、文法についての技術を中心に書かれている。内容としては国語の授業の筈なのに、眠たくなるような事もなく、スイスイと読み進められたのが意外だ。

やはり「わかりやすい」書き方がされているからだろう。

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第2章 「わかりやすい文章」を書く

5.文章の要素を明確に

051 段落分けする

052 空白行を設ける

053 見出しを付ける

 ここからは、レイアウトなどの「見た目」も利用しながら「わかりやすく」伝えるためのテクニックが書かれている。

この章を読めば、同じ文章であっても、段落や空白、見出しなどのレイアウトを工夫するだけで随分読みやすさ、理解しやすさが大きく左右される事がよくわかる。

6.文章を短く

054 情報が多すぎると、わかりにくくなる。

055 余計な内容を省く

056 ポイントを絞る

057 短く表現できるものは、短く表現する

 回りくどく、同じ様な言葉を繰り返して使わない事だけで、読み手の負荷を軽減できる。負荷が下がれば理解しやすい。

当たり前のように感じるが、なかなか出来ていないのも事実。普段から意識する事が重要だと再認識した。

7.理解しやすい構造に

058 文同士・文章同士のつなげ方――前文の中の言葉を繰り返す

059 文同士・文章同士のつなげ方――指示語・代名詞を用いる

060 文同士・文章同士のつなげ方――接続詞を用いる

061 近い内容の話は、まとめて書く

062 逆接の接続詞を多用しない

063 不要な接続詞は省く

064 並列している情報は、箇条書きにする

065 文章構成――伝えたい内容→補足する内容

066 文章構成――全体→細部

067 文章構成――時系列

068 脱線の処理――本文に入れる場合、接続詞を用いる

069 脱線の処理――脚注で述べる

070 文章の最初で構造を述べる

 ここでは、具体的な改善例をたくさん芽にすることが出きる。「悪い例」を読みながら、自分ならどう書くか、と考えながら進む事で次々と読み進めてしまう。

目からウロコの改善例も幾つかあった。

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8.必要な情報を盛り込む

071 理由を述べる

072 相手が理解できる理由で述べる

073 前提を述べる

074 イメージできるように書く――具体的に述べる

075 イメージできるように書く――数字で示す

076 イメージできるように書く――図・グラフを用いる

077 その他、必要な情報を盛り込む

 文章で書くことだけが読み手に伝える手段ではない。視覚的に伝えたり、補足情報誌で文章の外で伝えたりすることも重要かつ有効な手法であることをここで学んだ。

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9.その他  注意すべきこと

078 文章で述べる内に容を予期させる――結論を先に述べる

079 文章で述べる内容を予期させる――文章の最初で、主題を示す

080 文章で述べる内容を予期させる――見出しを付ける

081 強調の仕方――語順を工夫する

082 強調の仕方――繰り返す

083 強調の仕方――視覚的な効果を用いる

084 強調の仕方――強調したくない箇所は強調しない

 内容的には既に登場したモノが多いが、具体例としては、少し切り口を変えたものが挙げられている。復習問題と応用問題という印象を受けた。

第3章 「一目でわかる文章」を書くには?

10.一目で理解してもらえるように

085 文章の最初で、文章の概要を述べる

086 見出しだけで、内容がわかるようにする

087 文章の最初と最後に、内容のまとめを書く

088 視覚的に強調した箇所を読むだけで、内容が分かるようにする

 いよいよまとめに入った、と感じる章。ここまで得た知識を柔軟に活用する例文を多く目にする。

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第4章 その他、知っておくべき12の技術

11.手順

089 テーマの決定

090 材料集め

091 構成

092 執筆・推敲

 ここからは、いよいよ「書く」為に必要なアクションについて述べられている。文法やレイアウトなどの技術が身に付いたとしても、書くことがない、などの理由で書き始める事が出来なければ意味がない。どうやって書き始める「準備」をすると良いか、と言うことから書かれている。

12.推敲

093 批判的な態度で見直す

094 客観的な態度で見直す

095 他人に読んでもらう

096 ポイントを絞って、読み返す

 書くだけ書いたら、いよいよ「わかりやすく修正」して文章を「磨き上げる」段階となる。その際の手法について、ここで書かれている。

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13.鍛錬

097 書き写す

098 自分の文章を人に見せる

099 技術を言語化する

100 書く

 どれだけ「理論」や「手法」を勉強してマスターしたとしても実践経験「ゼロ」では、上手く行くモノも上手く行かない。

兎に角 「書く」事が重要であり、その事からようやく「わかりやすく」伝えようとする努力が始まる。

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まとめ

冒頭にも書いたように、文章を書く機会は思う以上に多い。

少しでも相手に伝わるように書くためには、こういった勉強や練習は不可欠だ、と改めて感じた。